ウイルス情報

ノロウイルスによる食中毒を防止するため、ノロウイルスに関する正しい知識と感染防止対策が求められます。

ノロウイルスは感染力が極めて強く少量で発病します。統計では食中毒患者数の45%がノロウイルスの食中毒となっております。ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。

感染の原因

  • カキなどの二枚貝。
  • 感染した調理従事者からの二次汚染。
  • 感染者の嘔吐物や排泄物

症状

体内にウイルスが入ってから、24~48時間後に激しい嘔吐や下痢、腹痛が発生します。
(発熱、頭痛、筋肉痛を伴う場合があり風邪などの症状に似ている)
症状は1~3日続き、 1日あたり20回以上の下痢症状を呈し、まれに脱水症状になることもあるので注意が必要です。
自覚症状がなくなってからもウイルスの排泄が続く事がありますので職場に復帰の際には余裕を持って復帰して下さい。(良くなったようでもまだ完治していない。)

特徴

  • ヒトの腸管内のみで増殖する。
  • 感染力が強く、少量(10~100個)でも発症する。
  • 食品からだけでなく、接触や空気などを介して経口感染することがある

感染ルート

  • 食品を原因としてノロウイルス食中毒が発生し、ノロウイルス食中毒に感染した人から人へと感染し、拡大することがあります。
  • ノロウイルスに感染した人が食品を扱うことで、ノロウイルス食中毒事故が発生することもあります。
感染ルート

ノロウイルスの症状は、通常短期間(1~3日)で治まりますが、ウイルスの排泄1週間~1ヶ月くらい続くことがありますので、感染した可能性がある場合(下痢・嘔吐などの症状がある場合)は、完治が確認できるまで、十分に注意する必要があります。しばらくは職場に復帰しても食品に直接触れる作業をさけ、手洗い・手袋の着用を励行し、他の作業に従事しましょう。

ノロウイルス感染症の拡大を防止するには ~予防と対策~

手洗いの徹底
ノロウイルスの感染経路のほとんどが、経口(口から体内に入る)感染です。
感染者の糞便、または嘔吐物に含まれるウイルスによってヒト→ヒトへ感染がおこります。 作業前や用便後の手洗いは石けんと流水で特に丁寧に手を洗って下さい。石けんにはノロウイルスを不活化する効果はありませんが、石けんを使用することでウイルスを手指から離れやすくする効果があります。日頃からしっかり手を洗う習慣を身に着けておきましょう。また、手を拭く時は共用のタオル等は使用せず、必ず使い捨てのペーパータオル等を使用して下さい。
調理従事者からの食品汚染を防止する
食材の盛り付け作業や食品に触れる際には使い捨ての衛生手袋の使用を励行して下さい。また、用便時は調理作業に使用する作業着、帽子、履物を着用したままで入ることを控えて下さい。
調理器具類からの汚染を防止する
二枚貝の調理に使用した調理器具類などは十分な洗浄と殺菌(ハイターなど次亜塩素酸ナトリウム系)が必要です。現在使用中の漂白剤の次亜塩素酸ナトリウム濃度を必ず確認していただき、濃度にあわせた希釈を行って下さい。又、まな板、包丁、布巾などは熱湯(85℃1分以上)での加熱殺菌が有効です。
食材由来のウイルスを失活(殺菌)する
ノロウイルスはカキやアサリなどの二枚貝の内臓部分に蓄積しています。二枚貝の調理は中心部が85℃以上で1分以上になるように加熱をしてウイルスを確実に失活して下さい。
糞便・吐物の処理には十分注意する
吐物や糞便を処理する時には、使い捨てのマスクと手袋を使用し、ウイルスが飛び散らないように、静かにふき取って下さい。
※ノロウイルスは乾燥すると空中を漂い、口に入って感染する恐れがあります。糞便や吐物は乾燥させないようにし、早めに正しい方法で処理しましょう。
従業員様の健康状態の確認
下痢やおう吐などの症状がある従業員様には、食品を直接取り扱う作業を控えさせて下さい。また、感染力が非常に強いので、従業員様と同居しているご家族に同様の症状が出ていないか確認して下さい。下痢やおう吐などがおさまり、症状が改善されても2週間位はウイルスを含んだ便を排泄している可能性もありますので、引き続き手洗いの励行を徹底させて下さい。

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