【ノロウイルス予防対策と食品取扱者の衛生管理】

感染予防対策には、一人ひとりの意識付けが重要です。

 

感染の予防には普段の個人衛生が大切です。食品工場や企業、厨房の中でいくら手洗いを奨励しても、従業員様が普段の生活の中で意識して取り組まないと意味がありません。

 

ウイルスに感染する機会は仕事中だけではありません。外出や通勤で電車を利用する方も多いと思いますが、手すりや吊革、階段の手すりなどの不特定多数の人が触れる場所に手が触れ、手から口へという経路でウイルスが体内に入り感染する恐れがあります。始業時や休憩時に限らず、出社時や帰宅時などにも手洗い・うがいを徹底して行うようにしましょう。また、外出時のマスク着用も予防効果がありますので着用を促すようにしましょう。

 

食品取扱者の衛生管理

1)施設での健康状態のチェック

作業開始前には必ず従業員様の健康チェックを行いましょう。下痢などの胃腸炎症状がある場合は、調理作業に従事させないことが大切です。忙しい時期だから他の人に迷惑をかけると考えて、自己申告をせずに事故が起きてしまった事例もあります。また、従業員様の健康チェックだけでなく、家族に感染者がいる場合も報告させるようにしましょう。「きちんと伝えること」と「きちんと伝えられる環境」が重要です。

 

2)従業員様の手指チェック

食品取扱者は常に爪を短くして作業中は指輪や時計を外しておく必要があります。指輪や時計をつけたまま作業することは「菌の宝飾品」を付けて作業しているようなものです。

 

3)手洗いの時と手洗い方法(適切な手洗いタイミングと正しい手洗い方法を励行しましょう)

1.調理施設に入る前

2.トイレに行った後

3.下処理から次の工程に移る前

4.魚、肉、野菜などの原材料を取り扱った後

5.盛り付けや配ぜん作業の前

石けんを充分に泡立てて、爪ブラシなどで爪の中・指の間もよく洗いましょう。石けんにはノロウイルスに対する消毒効果はありませんが、手の皮脂汚れと一緒にウイルスを手指からはがれやすくする効果があります。すすぎは可能であれば温水による流水で行うのがベストです。

 

4)トイレでの注意

1.トイレを使用する時は、トイレ内にいるかもしれないウイルス・細菌を厨房に持ち込まないために調理作業に着用する外衣、帽子、履物を脱いでから入りましょう。

2.トイレのドアノブにもウイルスが付着している可能性がありますので、トイレ後の手洗いに加え、調理施設に入る前にも手洗いを行いましょう。

2009/10/20 更新