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6月の食品衛生重点チェック項目

対策 チェックポイント
カビ対策の実施 梅雨時期に入る前にカビの掃除と防止(防かび塗料の塗布)を行う
ゴキブリ対策 発生時期に備える(防虫施工および発生状況の確認)
ハエおよび虫の進入、混入対策 捕虫器の確認と設置、防虫カーテン確認と設置、ドアの開放放置禁止
食中毒への警戒 気温上昇に伴い発生件数が増加。ポスターや朝礼で注意喚起の実施
冷蔵庫、冷凍庫のメンテナンス 冷蔵庫に負荷がかかる時季で気温上昇に伴い故障等が増加

※書面についてのお問い合わせ等ございましたら御社担当までご連絡ください。

異物(洗浄剤・消毒薬)の混入を原因とする食中毒

異物の混入は、虫、毛髪、合成樹脂、金属片などが過去の事例では多い傾向があります。

ヤキソバにゴキブリの混入事例では、ゴキブリ混入の画像がネットにアップされ製造メーカーは自主回収だけでなく工場そのものが生産を停止するという大きな問題に発展しました。

また、洗浄剤や器具等の殺菌に使用している塩素(高濃度の次亜塩素酸ナトリウム液)などが食品に混入した事例では、食べたり飲んだりして症状が出てから異常が見つかると言うことで、人への危害が発生するために、化学物質による食中毒の扱いとして処分を受ける事例が毎年のように発生しています。

今回は、この事例及び対策について調べてみました。

◆過去の混入事例

(洗浄剤の混入)
 ・ガムシロップを入れるピッチャーに、余った洗剤を入れておいたため、別の従業員がアイスコーヒーを提供する際にガムシロップと
  誤って提供した。
 ・お茶漬けの出汁を入れている鍋が焦げたため、洗浄剤を鍋に入れておいたが、鍋を置いた場所がいつも出汁を入れた鍋を置いている場所の
  近くに置いたため、出汁と誤って使用した。
 ・焼酎ビンに保管していた洗剤を、焼酎と誤って提供した。
 ・菓子製造施設でフライヤーに食用油を足す際に誤って洗剤を入れ「揚げパン」を製造した。
 ・食用油と誤って揚げ油に台所用合成洗剤を混入し、天プラを調理し客に提供した。(塩素剤の混入)
 ・次亜塩素酸ナトリウムと水を入れて洗浄中であったウォーターピッチャーの水を、水と誤って提供した。
 ・焼酎のペットボトルに保存していた消毒剤を、焼酎と誤って提供した。
 ・洗浄のためデキャンタに水で薄めた漂白剤を入れておいたが、誤ってそのまま客に提供した。

※いずれも誤使用によるものです。ではなぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか。
 実際に調理場に行くと、飲料用のPETボトルを再利用して洗剤や塩素剤を入れて使用しており、何が入っているのか分からない場合も多く
 見かけられます。また、保管場所が決められてなく、食用油などと同じ場所に置かれている場合も見られます。

◆対策

・洗浄剤や消毒薬は食品と同じ場所に保管しない。
 →保管場所を決めて周知しておく
・PETボトルや空きビン等を再利用する際は、表示は全て取去り、何が入っているのか明示する。
 →油性ペンで記載すると、消えることが多いので注意が必要。
 →洗剤用など小分け専用の容器が販売されているので、利用すると良い。
・鍋や容器等の洗浄消毒を行う際は、洗浄、消毒中である旨を明示する。
・洗浄剤や消毒液の適正な濃度での使用、洗浄後の水洗いなどマニュアルを作成し、従業員に周知しておく。
・普段使用する洗剤や消毒薬等は、安全データシート(SDS:Safety Data Sheet)を入手し、使う人に周知しておくと良い。
 安全データシートは、製品の危険性、安全な取扱い、保管方法及び製品がどのような化学物質で形成されているか等の情報が記載された文書
 のことです。

◆その他

・水筒、やかんなど金属製の容器に酸性の飲み物を入れると、金属が溶出し食中毒を起こすことがありますので、注意してください。
・酸性の飲料は、主に炭酸飲料や乳酸菌飲料、果汁飲料、スポーツ飲料等です。

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