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9月の食品衛生重点チェック項目

対策 チェックポイント
ゴキブリ対策 発生時期に備える(防虫施工および発生状況の確認)
ノロウイルス対策の実施 下痢風邪等の自己申告、生ガキの生食禁止、手洗いの確認
ハエおよび虫の侵入、混入対策 捕虫器の確認と設置、防虫カーテン確認と設置、ドアの開放放置禁止
食中毒への警戒 暑さのピークは過ぎるが引き続き事故が起きている事を意識。衛生レベルの維持と再確認を実施。朝礼での注意喚起
冷蔵庫、冷凍庫のメンテナンス 冷蔵庫に負荷がかかる時季で気温上昇に伴い故障等が増加

※書面についてのお問い合わせ等ございましたら御社担当までご連絡ください。

異物の混入防止

 異物の混入は、虫、毛髪、合成樹脂、金属片などが過去の事例では多いようです。また身近で使用しているものでもうっかりすると異物の原因になることがあります。神奈川県の保健所に寄せられる苦情では、約3割程度が異物混入で、食品の自主回収状況でもガラス片、虫の混入などがあり、こうした苦情に対する対応は、大きな損失につながってしまいます。今回は室内で発生する「虫」を想定してみましょう。なお、昆虫、クモ、ダンゴムシ、ミミズ、カタツムリなどが、「虫」と呼ばれているようですが、定義は曖昧なようです。日本の夏は高温で多湿のため、細菌も増殖し易くなるばかりか、カビや虫の発生も多くなります。お店を検査していると良く確認されるのが、飲食店ではゴキブリやチョウバエ、製造業ではチョウバエ、シバンムシ、メイガなどの仲間などです。これらの昆虫を発見したら早いうちに対処しておきましょう。また、外部からの虫の侵入を防ぐため、紫外線の少ないLED照明にすると良いでしょう。

ゴキブリ

日本には約50種類知られていますが、一般的に見られるのはチャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリです。中でもチャバネゴキブリは、飲食店などで多く見られ問題となっています。交尾を行うと雌は卵鞘(らんしょう)をつくって、その中に30~40の縦長の卵を産み付けます。つまり一回卵を産むと30~40匹の子供が生まれてしまいます。薬剤による駆除が必要ですが、卵鞘(らんしょう)には効果がありません。
ゴキブリが確認される場合は施設の清掃を徹底し、継続した駆除を行いましょう。

チョウバエ

排水溝など汚れた水のある場所に発生します。使用していなくても常に水がたまった場所がある場合は要注意です。また、蓋がされた排水溝の清掃を怠っていると、チョウバエのほかゴキブリの住家になっている場合もあります。チョウバエの卵は水際などに100個程度塊で産み付けられます。2日程度で孵化して幼虫となり、蛹、羽化まで約2週間です。排水溝、グリストラップなどの清掃を徹底するほか、床面に凹凸があって水が溜まりやすくなっている場合は、早めに補修しておきましょう。

チャタテムシ

1mm前後のダニに似た小さな虫で、湿気があって薄暗く温かい場所が棲家です。厨房内や製造室内にダンボールを置いておくと、住み着く原因になります。また、カビを餌にしますので、通風を良くすることや、こまめな清掃が発生予防になります。穀類、蕎麦などの乾麵類、カツオ節なども好物ですから、保管する際は密閉容器に入れておくことが必要です。

シバンムシ (タバコシバンムシ、ジンサンシバンムシなど)

シバンムシ類は、茶色や赤褐色で1.7~3㎜程度のごま粒の様な甲虫です。22~30℃の環境を好んで生息し、年に数回食品や乾燥した植物質のものに発生します。食品工場に発生すると、異物の原因にもなり、小さいので気がついた時には大発生ということになりかねません。パン工場や製麺工場では、床や棚などに粉が飛散し、発生源になる恐れがありますのでこまめに掃除機を使うなど清掃を行い、発生場所をなくすことが大切です。また、ビニール袋などを食い破って侵入することもあるので、要注意です。

ノシノマダラメイガ

幼虫は穀類、麺類、菓子などを食害し、時には包装袋に穴を開けて進入します。内部で発生するだけでなく、外部からの飛来や原材料に卵や幼虫が混入、付着して運びこまれることもあります。施設内で小型の蛾が飛んでいる場合は要注意です。粉溜まりが無いように、倉庫や製造機械内部などを清掃することが大切です。めん類やパン製造施設など粉類を多く取扱う施設では、粉が隅々まで飛散している事が多いので掃除機の使用も効率的です。食品は密閉した容器に保管し、一度開封した食品は早めに使い切りましょう。 万一、成虫を発見した場合は、保管している食品を点検し、幼虫などが確認されたら食品と一緒に処分しましょう。

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